よつ葉の会

５月２１日に今年度の長野県LD等発達障害児・者親の会「よつ葉の会」総会と記念講演会が無事終了しました。
総会では、今年度の活動について承認いただきました。今年度は地区ごとに対面での活動を中心に開催していきます。新美先生の学習会も引き続き行います。

講演会では、豊野高等専修学校：教育相談担当の丸山哲さんから、「発達障害のある人の就労支援・・・可能性を信じて！」というタイトルでお話しいただきました。
来年度から制度化される「就労選択支援」についてその意義と実際の就労アセスメントについて、丸山さんが去年までいらした長野県北信圏域での実際のアセスメントの様子を例にしてお話しいただきました。
就労アセスメントシートでは、本人の希望が最初にあり、得意なこと苦手なこと、どんな条件の時に得意なところが発揮できるとか、苦手なことも、こんな工夫によってできるようになるとか詳細に記入してありました。そのまま合理的配慮につながるような内容でした。
従来から他の地域でもB型就労に行く場合は就労アセスメントが必要でしたが、北信圏域では一般就労も含めて全ての人に同じように細かい就労アセスメントをとっていて、
丸山さん曰く、「就労選択支援が始まるまでに、どの地域でも同じように就労アセスメントが取れるように、支援者の確保や研修、アセスメントシートの整備等が必要なので、保護者の皆さんからも地域に投げかけてほしい。」とのことでした。保護者が学び地域に投げかけることで、地域の福祉サービスがより利用する人に使いやすいものになればと思います。