第6回総会記念講演会が行われました
第6回総会記念講演会が無事に終了しました。
日時:2015年5月24日(日)14時から15時半
場所:上田市上野が丘公民館
講演会:講師 本田秀夫先生(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部)
タイトル:発達障害のある子どもの育ち~大人になった姿を見据えて幼児期の子どもに必要なことを考える~
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講演の内容をメモから抜粋してご紹介します。
「こだわり」の総量は減らず、その時のブームが変わっていくだけ。対象は物だけでなく、社会的行動にこだわることも。
育ち方で二次障害は予防できることも。
早期支援で一番気を付ける点は、保護者のメンタルヘルス。
平均的な育ちに当てはめて押しつけようとしてはいけない。
ちょっと教えたら身に付きそうなことを教える。
思春期前は無理させない。大人に相談するとうまく行くという経験は大事。
就労後に必要となる能力は、「自律スキル」と「ソーシャルスキル」。
できることはしっかりやる、できないことは無理しない、助けを求める。
親子関係では、「呈示」と「合意」の習慣が大切。
自律を育てるために、家の手伝いが有効。
勉強は就労に無関係。
すべてのことを求めすぎない。
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等々、発達障害のある子どもを二次障害を防ぎながら育てるためのポイントを、豊富なエピソードを交えながらお話しいただきました。
アンケートでも、
とても分かりやすかった。
これから二次障害にならないよう気を付けて育てたい。
できることとそうでないことを見極めて支援していきたい。
といった意見が多く寄せられました。
本田先生のお話を聞きたいと予想をはるかに超える申し込みをいただいたため、会場運営に不慣れな点もありご迷惑をおかけした点もあったかと思いますが、とても良い講演会となりました。感謝いたします。
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